B島根県へ移住のすすめ
*いいけん島根県
私の島根県に関する印象としては、とりわけ50代以上の世代で、男性社会というのは、古代からの系譜かなにか、とても良い雰囲気を持っていると思います。そうした彼らの話しによると「この土地は、スサノオの神様と大国主の神様が・・・」というお約束のような序段を踏まえ、更には、「まあ、今の社会でよく聞く様な、おかしな犯罪をする人とか、人を騙してどうこうとか、そういう人はいない土地ですよ」、と言います。また「長年この土地で暮らしてきたが、災害も少なくて良い土地です」という話しです。
鷹揚で実直な彼らの在り方は、この土地にとても良い気をもたらしているのかもしれません。どういう訳か、そうした世代の高めの人たちの間では、かなりの納得感や満足感を感じさせるものがあると思います。一方で、「東京のような面白おかしさがあるわけではない」とする世代もあるかもしれません。それに対し前者は、「東京が良ければ遊びに行けば良いのであり、そこへ行って住むものでもない」と考えている様でした。
2020年から続く、世情の不安感が日本を覆っています。それまでの時代の中では、そうそう見掛けなかった外国人による苛烈な犯罪、外国人に限らない民心の乱れ。また、これから先の数年内にもあるかも知れないと言われている大規模災害や諸外国を含めた国家間の争い。経済の混乱と、食料事情の悪化。
やはり、そうした有事にあって、大事なのは、コミュニティーの繋がりだろうと思います。それが、質の悪い繋がりであると、信じられないような地域の問題等となってニュースになったりするようですが、まだ見通しが立っていないこれから先の現実社会で、この島根県であれば地方をひとつの国として造っていける、そういう素質を持っているのではないかと、私は思っています。
「・・・けん」という話し方を聞いたら、ああ、この人は島根県の出身者だなと分かってしまう、それ。島根県の方言ということになるのでしょう。出雲弁では、”けん”は、「だけん」のような形になり、接続詞的にも使われ、語尾にも使われます。その方言は、ちょっと憎めないかわいさを伴っています。
島根県は、東西に細長く、また地域によって違いもあることから、自分に合った暮らし方のビジョンというのを銘々が考えてほしいと思うのですけれど、特に出雲市西端を境に、東側の東部と、出雲市よりも西側の西部とで、人々の意識の中で、文化的に違う生活圏(?)なのかなにか、概念を分けて感じている傾向があります。特に、地図や行政の上で、東と西がはっきり分かれているわけではありません。
東側は、松江市・出雲市を中心に幾つかの市区町村があり、特に松江・出雲では都市というイメージに近い便利な暮らしがあると思います。西側は、それぞれの地域毎に町が形成され、そうした幾つかの町が点在する形で広がっていて、町ごとにそれぞれの特性を持っていると思います。
*島根県へ移住のすすめ
まずは、観光やなにかで島根県を訪れていただき、来て見て納得されたら、各人に合った移住の途を検討していただきたいと思います。その際に、島根県が行っている移住支援策も、是非確認してください。そのほか、各自治体ごとに移住希望者に対する支援策を持っている様ですので、市役所に尋ねてみても良いかと思います。私も会社見学や地域見学で交通費等定められた金額の助成をいただいたことがあり、とても助かりました。また、実際の移住に際しては、コーディネーターが付いてくれて心強かったです。
遠距離の引越は、3〜4月が繁忙期でかなりのコストになりますが、現状、島根県では一定の要件を満たした場合に、その一部費用を助成する制度があります。必ず事前に概要を確認して、要件を外さないように留意してください。繁忙期を外して、その他の時期に引越できれば、その方が良い様にも思います。
また、年度ごとに施策が公表されるかと思いますが、同じく島根県およびその各自治体の施策で、一定の要件に合致する場合、移住支援金や補助があるケースもあります。
ふるさとしまね定住財団 島根県松江市朝日町478-18 松江テルサ3階(JR松江駅前)
※東京では有楽町・日比谷に東京オフィスがあります。予約して訪問することを
おススメします。
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